借入金利ってどうなってるの?


 借入金利には、変動金利と固定金利があります。

    ・変動金利もいろいろ

       基準となるのは、短プラ(新長プラ)、長プラ、TIBORなど

       一般の金融機関では短プラ連動の変動金利が多く、住宅ローンも変動金利の多くは短プラ連動です。

       一方で、メガ銀行等では、TIBOR連動が多くなっています。これは銀行間が資金を貸し借りするマーケットで

       基準となっている金利です。

       何に連動してるのか確認が必要です。

 

・固定金利とは

       固定といっても様々、最終回まで固定するのか、3年・5年・10年とか年限を切ったものもあります。

       これは国債利回りやスワップ金利を基準としていることが多い。

 特に繰り上げ返済には注意が必要、違約金などペナルティーを取られることもあります。

 

  金融機関はどのように金利を決めているのか、以下で基本的な仕組みを説明します。

 以下のコスト等と適正な収益の合計が融資金利となります。

  1. 資金調達コスト・・預金金利、短期市場金利(金融機関が資金を調達する金利)など
  2. 固定費等のコスト・人件費、店舗やコンピューターなどの物件費(運営コスト)など
  3. 期間リスク・・・・短期・長期の期間リスク(長期のほうがリスクが高い)など
  4. 信用リスク・・・・格付け・自己査定の債務者区分、担保・保証の有無など

 実際には、上記をもとに預金取引などの総合的な取引状況、キャンペーンなどの推進状況、他行との競合状況などにより設定しています。