日銀の追加利上げやインフレに伴い、中小・小規模企業の金利負担の増加が現実味を帯びてきました。まずは、自社の借入金利が「何に連動しているか」その構造や違いを正しく認識することが大切です。
メガバンクなどの都市銀行は、市場金利である「TIBOR(タイボ)」(東京銀行間取引金利)に直結した融資が多く、市場の動きや利上げ観測を最速で新規・既存の金利に反映させてきます。
一方、信用金庫などの地域金融機関は「短期プライムレート(短プラ)」が主軸であり、日銀の政策金利の発表から実際の金利改定までに数ヶ月のタイムラグが生じることもあります。
実は、日銀の統計(2026年3月時点)において、都市銀行の新規貸出約定平均金利が2%台に乗せ、信用金庫の金利水準を初めて上回る(逆転する)という現象が確認されております。
さて、6月23日の日銀による政策金利引き上げでどうなるか、引上げ幅が小幅に留まったこともあり、この現象がしばらく続くという見方もあるようです。
